第23章 どっちが好き?《おそ松END》
カラ松「さくらは、きのう、具合が悪いから俺と顔を合わせたくないと言ったよな? 本当に具合が悪かったのか?」
「ほ、本当だよ? わたしは、本当に具合がーー」
カラ松「さくら」
カラ松くんは、わたしの言葉を遮った。
カラ松「もう一度訊くぞ。きのう、さくらは本当に具合が悪かったのか?」
「……っ」
頭の中が真っ白になった。
もしかして……カラ松くん……
カラ松「そうか、言えないのか。じゃあ、ちゃんと自分の口で言えるまでお仕置きしないとなあ?」
そう言って、カラ松くんは、わたしのパジャマと下着を膝まで引き下ろした。
そして、パーカーのポケットから、ピンクローターを取り出した。
「あっ…えっ……な、なにするつもりなの……?」
カラ松「さくらが言うまでやめないから」
カラ松くんは、わたしの脚を広げさせると、クリトリスにあたるようにローターをセットして、それをテープで固定した。
「は…あっ……や、やめてっ…」
ヴヴヴヴヴヴ…
わたしの懇願もむなしく、カラ松くんは、ローターのスイッチを入れた。
「あっああああッんんあ…!」
カラ松「悪いが、他の兄弟が下にいるんだ。口、塞がせてもらうからな」
そう言って、カラ松くんは、わたしの口に猿ぐつわを噛ませた。
「ふ…ンンッ…ンンン〜〜ッ」
カラ松「言う気になったら、これ、はずしてやる」
「ンンッ……ンンン」
そんな……どうして……
カラ松くん……
あんなに優しかったカラ松くんが、どうしてこんなこと。
いや、そんなのは、わたしが1番よくわかっている。
カラ松くんは、きのう、わたしとおそ松くんがシていたことに気付いているんだ。
カラ松くんは、優しいけれど、とても嫉妬深い。
キスマークがばれたときも、一松くんとデートに行ったときも、彼は、わたしを激しく掻き抱いた。
だから、今回も、きっと……
カラ松「…考えごとか? いいご身分だな」
ブウウウウウウン…!
カラ松くんが手元のリモコンについているダイヤルを回した瞬間、ローターが、更に強く振動した。
「ンンン〜〜ッ!!!ン、…ンッ!」
もうやめて、と目で懇願する。
が、それは逆効果だったらしく、カラ松くんは、更にダイヤルを回した。