第22章 もっと構って《おそ松END》
おそ松「…俺が最近さくらに冷たかった理由……さくらが一松と付き合い始めたからだよ」
「え……?」
おそ松「俺は、正直、さくらが俺の傍にいてくれればそれでいいし、誰と付き合ってても誰のことが好きでもそれでいーよ。それが俺たち6つ子の中の誰かだったらね」
おそ松くんは、つづけた。
おそ松「でもさ……前にも言ったじゃん。俺も、さくらのこと一人の女の子として好きなんだよ」
「……っ」
おそ松「だから、悔しいの。さくらが一松のものになっちゃって、俺だってつらいの。でもさ……どうしようもねーじゃん?」
「……」
おそ松「あまりベタベタしてたら歯止め効かなくなりそうだし、我慢できる自信もないし……だから、自分から距離とってたの。なのに、なんなんだよ、おまえ……」
おそ松くんは、わたしを正面から抱きしめた。
……おそ松くんは、なんでもできる人だと思っていた。
何があっても動揺しない、落ちこまない、常に楽観的かつ上手に生きていける人だと、信じて疑わなかった。
だから、そのおそ松くんが、今、わたしを想ってこんなに感情を高ぶらせていることに、
その事実に、
わたしは、
ひどく興奮した。
「おそ松くん……そんなこと思ってたんだ」
おそ松「あーそうだよ。迷惑だろ? でも、期待させるようなことを言ったさくらが悪い」
「え……あっ」
おそ松くんは、灰皿の上でぐりぐりと煙草の火を消すと、わたしのシャツの中に手を滑り込ませた。
「ちょっ……いやっ……」
おそ松「……そのわりに、乳首、びんびんに勃ってるけど?」
「いっ、いじわるっ! やめて…っ」
おそ松くんの指が、わたしの勃起した乳首をこねあげた。
そこを中心に、体中に熱が回り出す。
「はあんッん…あ、う、ふあ……っ」
おそ松「前より敏感になってるんじゃね? 一松に調教された?」
「さっ、されてな……ああんあッッ」
突然、ぱくりと乳首をくわえられて、自分でも信じられないほど大きな声が出た。
本当にどうしちゃったの……前よりすごく敏感になってる気がする。