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【おそ松さんR18】君がため

第19章 わたしの気持ち《一松END》




心を打ち抜かれたような感覚、なんてよく言うけど、まさにそれだった。

けれど、それと同時に、僕の中に別な感情が芽生えてしまった。


……この子をぐちゃぐちゃにしたい。

泣き喚いて僕に許しを乞うこの子の顔が見たい。


「えっと…もう一人いたよね? たしか、トド松くん……」

おそ松「あー、トド松の奴は、あんまり家に帰ってこないんだ。不良とかとつるんでるみたいでさ……だから学校にもあまりいないだろ?」

「そうなんだ……」

カラ松「それより、さくら、夕飯ができるまで、二階にいないか? 次の演劇のことで、ちょっと相談したいこともあるし」

「うん、いいよ〜。そうしよ、カラ松くん」


……そして、気付いてしまった。


彼女が、カラ松兄さんに向ける、特別な眼差しに。






その日の夜、僕は、ひとりトイレにこもった。

脳裏に、さくらの顔を思い浮かべながら、モノを上下にしごく。


さくらは、どんな顔で感じるんだろう。

どんな顔で泣くんだろう。

どんな声で喘ぐんだろう。


「は…あ……さくら……」


ぎっとりと手に付着した白濁液を見下ろす。

ヒヒッ…と思わず笑いが漏れた。


「めちゃくちゃ頭がいいって噂の秀才くん…だってさ。その僕が自分を思い浮かべながらこんなことしてるって知ったら、どんな顔するんだろう……」


あーあ、見てみたいなあ。その顔。



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