• テキストサイズ

【おそ松さんR18】君がため

第13章 君を好きになった理由




それから、4人は語った。


同じクラスの女子生徒数名に、金をわたすからさくらを強姦するように頼まれたということを。

今は、ちょうど、どうやってさくらを襲うかを話し合っていたところだったらしい。


おそ松「ふーん、そうだったんだー」

『も、もういいだろ! スマホを返してくれ』

おそ松「あー、うん。いいよ。そういう約束だったもんな」


俺は、スマホを持ち主にむかって投げた。

そいつは、それをキャッチすると、仲間の3人に『早く行こうぜ』と呼びかけた。



でも。このまま終わると思ったら大間違いだ。



俺は、逃げていこうとするそいつに足をかけた。

そいつは、慌てていたせいか避けられず、派手に地面に転んだ。

更に、その後ろに続こうとしていた奴らも、ドミノ倒しのようにつまづいて転がった。


『なっ、なにしやがる!』


起き上がろうとする男の顔面を、くつの先で蹴っ飛ばす。


『ぐわッ!』

おそ松「スマホ返してやるとは言ったけど、このまま逃がしてやるなんて言ってないよ?」


体勢を立て直して殴り掛かってこようとする奴の、胸ぐらをつかみ、その顔に容赦なく拳を叩き入れる。

次に襲いかかってきた奴も、

そして3人目も、

同じように殴り倒す。


おそ松「言っとくけど、俺、喧嘩だけは負けないぜ。へっへへ」


地面にのびてしまった男たちを見下ろして、鼻の下をこする。

そして、腰を落として、男の一人の顎をつかんだ。


おそ松「これ以上、ひどい目にあわされたくなかったら、あんたらにその話もちかけた女の子の名前、教えてよ」



俺も、一松と同じ。

こうやって、さくらが知らないところで、こんなことばかりしている。


だって、わかってるから。

さくらの心に、俺が入る隙なんてないってこと。



/ 464ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp