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【おそ松さんR18】君がため

第12章 つぶやき【おそ松】




「んんッ…」


噛み付くようにキスをされた。


おそ松くんは、キスが上手い。

わたしが初めてだなんて本人は言っていたけど……そんなの信じられないくらい、上手なのだ。


「あン…や……ふあ」


脳みそがとろとろに蕩けてしまいそうな、

思わず意識を手放してしまいそうな、

熱くて激しいキス。


おそ松「さくら、やばい……すげー可愛い」


耳元で吐息まじりにささやかれて、心臓がどきりと音をたてた。

いつもとはちがう、柔らかいベッドの感触と、ラブホテルの仄暗い灯りが、ますます熱をかきたてた。


おそ松「あ、ちょっと興奮してきた? 息、あがってる」

「う……だっておそ松くんが変なこと言うから…っ」

おそ松「だってほんとに可愛いんだもん」


わたしの服のボタンをひとつずつ外しながら、おそ松くんは、熱のこもった目で笑った。


なんか……

今日のおそ松くん、いつもとちょっとちがう。







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