第2章 おめでとうをアナタに[カーニヴァル/平門]
この後もなんだかんだで平門さんにおめでとうございますと伝える事ができなくてもうすぐで23日になってしまう時間帯に…。
ーーーーーーー
「…平門、わざとやってない?」
「…何の事だ?ツクモ…」
「。平門に用があるんじゃないの?朝から何度も言いかけてるのに平門が被せて要件頼むから、きっと困ってる」
「…ぁあ…クスッ、大丈夫。あの子はもう一度この部屋に来る。そうしたら話を聞いてあげるさ」
「はじめから聞いてあげればいいのに」
「そんなんじゃ楽しくないだろ」
「……….、かわいそう」
「クスッ……そろそろだな。ツクモ、今日はもう部屋に戻っていい。また明日頼むよ」
「……。わかった」
コン コン
「どうぞ…」
『お、お疲れ様です。あの、どうしても今日中にお伝えしたい事がありまして…あの…』
「…」
『は、はい…』
「もっとこっちへおいで…」
そういうと平門さんは自分が座っているソファーの隣を指差しました。
え? え?そこに座れって事でしょうか/////
『えっと///あの/////』
「はやく、」
『は、はい!』
未だかつてないほどの至近距離で見る平門さんはもう…//////
「で?伝えたい要件は何だ?」
『あ、えっと/////本日は、お誕生日……おめでとうございます!平門さんが居たから私は目標を見失わずに今、サーカスとして生きれています。…なので…えっと…、あの…感謝しています!』
「……………。」
あれ?
平門…さん?
無表情のまま私を見つめ話を聞いている。
えっと…伝えたい事…終わっちゃいました。
やっぱりご迷惑でしたよねっ……
「………、それで?」
『え?』
「他にもあるだろ?……伝えたい事が」
そういうと平門さんは私の頭を撫で、髪を撫で頬に触れた。
『っ、////////』
「あるんだろ?…」
『………えっ、と……//////』