• テキストサイズ

試してみましょうか

第1章 *





「あるじ、目を閉じないで。俺を、俺だけを見ていてください。」

耳元で言われた言葉にそろりそろりと瞼を持ち上げれば、熱に浮かされたような長谷部がうっとりと微笑む。沸騰した頭ではもう何も考えられず、太腿を撫で回していた長谷部の手が秘所に伸びようと抵抗するつもりは無かった。下着もずらして触れられた先で、僅かな水音が聞こえて恥ずかしさで耳を塞ぎたくなる。対する長谷部は「俺で感じてくださったんですね…」ととても嬉しそうだから更に恥ずかしくなる。いやいやと首を振れば、あやすように敏感な秘所の周りをなぞられる。思わず喉を逸らして耐えれば、そこに長谷部はきつく吸い付いた。きっと赤い痕ができているんだろう。そんなところでは隠せないじゃないか。普段だったら言えたはずの文句も喉の奥でつっかえて、与えられる刺激と快感を享受することしか出来なかった。

「ね、主、分かりますか? ここ、もうとろとろですよ。」
「んぁ、や…い、いわないで…っひゃ!」
「どうして。こんなに綺麗で美味しそうに俺の指を咥えているのに…ほら、もう一本入りましたよ。」

長谷部の太く長い指がぐぐっとナカを押し上げるようにして侵入してくる。入口付近が少しばかり痛んだが、それよりも自分のナカに長谷部の指が入っているという事実に目眩がした。快感よりも違和感の方が強いことは否めないが、根元まで咥え込ませた指をくの字に曲げられると圧迫感で息が詰まった。その間にも馴染ませるようにして長谷部は指を止める事は無く、宥めるように気を逸らすように胸の先端を舌で転がされるたびに力が抜けて、気がつけば3本ほど指を咥え込んでいた。はしたない自分の姿を見られたくなくて必死にだめだと呼びかけるのに、長谷部は全く聞いてくれない。

「あるじ、あるじ、お綺麗です…ああ、なんて厭らしい…。」
「や、はせべ、だめ、見ないで…!」
「何故です。こんなに厭らしく美しい主を見ないなんて、それこそ拷問ですよ。」


/ 10ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp