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【赤髪の白雪姫】きみの瞳に恋をする

第7章 双子のパラドックス※


瀬那はどれほど自分が魅力的なのかをわかっていない。

上気したままの表情で俺の頬を撫でる姿は雄を誘う雌の蝶のように妖艶だ。

俺に心配をかけた自覚はあるらしい彼女の傷の下にある一つの半球を優しく掌で包んだ。

「瀬那、前よりも大きくなったね。それに柔らかい。」

いつも晒で潰しているようだが、瀬那の身体はどんどん艶が増すばかりだ。
膨らみの感触を確認しながら、その先端の赤い実を口に含み、甘い飴玉を舐めるように舌先でころころとその実を弄れば、瀬那から甘い息が漏れ始める。

『…はぁっ。』

「人払いしてあるから、声を出しても聞かれることはないよ。」

既に力の入らない体に駆け巡る感覚に必死に声を我慢しているのか、これからされることを期待しているのか、ぎゅっと目をつぶり堪える姿は、とても煽情的だ。

一方の柔らかなふくらみの先端を口の中で味わいながら、もう片方を揉み解しながらその先端をはじけば嬌声が響く。

『…っ…ぁあっ』

「もっと、声を聴かせて。」

胸のふくらみから下へ下へと曲線を描く体のラインを撫でる。

『んっ…くすぐったい。』

さわさわと触れる感触に身体を少し捩る瀬那。
ゆらりと揺れる膨らみ。
とろんとした熱を帯びた視線が俺を見つめている。

膨らみの先端から、そのふっくらと赤く染まった唇へと舌を這わし、もう一度瀬那の口内を味わえば、とても甘美な味が広がる。これまでも男女として身体を重ねてきたが、瀬那はほとんど抵抗せずに、こうやって俺を受け入れる。

そのまま溶けて消えそうで。
手に入れたようで、まるで手に入らない。

下肢へと手を伸ばし、下着の上から足の付け根の間にある、秘所の割れ目をなぞれば、すでにそこは湿り気を帯びていて、布の隙間から指を差し込めば、蜜壺に溜まった愛液がとろりとあふれた。

『…ぁ…あぁ…。』

瀬那の中は熱くて、その内壁は俺の指を離すまいとゆるゆると蠢いていた。

互いに生まれたままの姿になり、肌を重ねれば、接しているところから瀬那を感じられた。

「瀬那、もっと感じて…。」

赤く染まった耳たぶにかぶりつきながら、指で彼女の中をかき混ぜれば、また嬌声が漏れはじめた。
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