第7章 「家族」
『いだっ!!』
ベッドの上に放り投げられた私は
思い切り尻を打った。
『ちょっとリヴァっ…んっ…!?』
急に視界が覆われ、息が出来なくなった。
口の中にぬるっと何かが入ってきて…
く、苦しいっ……!!
私はリヴァイの胸板を叩いた。
そしてようやく解放された。
『ハァッ…ハァ…リ、ヴァイ…何を…』
酸素を取り込み、息を整える。
リ「お前が早く言わねえからだろ」
ペロッと口元を舐めるリヴァイ。
ニヤリと笑う。
『私、は……』
リ「なんだ」
『…恥ずかしいっ…!』
リ「!」
リヴァイの前で顔が赤面してしまった。
私は思わず顔を手で覆う。
が、その手は
リヴァイによって頭上で拘束された。
リ「早く言わねえとどうなるか…分かるよな」
『!…ひゃ、…!?』
リヴァイの手が服の中に入ってきた。
……前の私だったら恐怖で抵抗するだろう。
でも、今は………
リ「…何故抵抗しない?」
全く恐怖を感じなかった。