第7章 「家族」
リ「ミクリヤ…?」
『………』
もう、何も言えない。
エレンの奴っ…後で覚えてろぉおお!!
リ「なんでお前が出てくるんだ」
『ごめん……帰るわ…』
そう言ってドアノブに手をかけた。
リ「待て、ミクリヤ」
そう言われて後ろを向くと、
すぐ目の前にリヴァイが立っていた。
『(Σうわっ!!;)』
「元気が無いと思っていたが、案外そうでもなさそうだな。エレンと一緒にいて楽しくなったか?」
『……は?』
何言ってんの、リヴァイ…。
リ「なんでエレンと一緒にいたんだ?」
『え、とそれはですねぇ……』
リ「何故、エレンとここに来た?」
『(言えないぃい~っ!!)』
リヴァイにこの想いを伝える為に
エレンと来ましたーなんて言えるかっ!!
リ「俺にエレンとの仲が良いところを見せつけにでも来たのか?」
体が動かない。
それは、壁ドンされているから。
前にもこんなことなかったっけ……?
『ちっ、違うっ……!』
リ「じゃあなんだ。言ってみろ」
『~~っ!!』
こ、怖っ!
視近距離で睨まれてるっ……!
まさに蛇に睨まれる蛙状態!
リ「ふん…躾が必要みてえだな」
『えっ』
そう言うとリヴァイは、私の体をヒョイと持ち上げベッドへと放り投げた。