第6章 「正体」
デリカシーのないエレン。
ストレートに言ってくれたよ、この子。
エリ「おめでとうございます!」
『何が!?まだ何もしてないわよっ!///』
キ、キスはしたけどッ………!!
エ「いけますよミクリヤさんなら!」
『どっからそんな自信が出てくるの!?』
やーめーてー。
もうこれ以上何も言わないでー。
恥ずかしいぃいいっ!
リ「今からリヴァイ兵長の部屋行きましょうよ!さあ!」
『ぎゃああああ無理無理無理無理ッ!!』
エリ「(そっと見守っとこう…)」
『エリオ助けてよぉお!!』
エリ「(無理ですすみません)」
エリオは手で×マークを見せた。
無理ってことかぁッ!?おい、こら!!
私はエレンに掴まれ、
リヴァイの部屋へと連れて行かれた。
エ「ほら!ミクリヤさん!」
着いてしまった。リヴァイの部屋に。
なんか緊張してしまう。
久しぶりに来たからかな……。
『ちょっ…出直そうかな……』
エ「駄目ですよ!もう…仕方ないですね」
するとエレンは、
ーーーコンコンッ
リヴァイの部屋をノックしてしまった。
エ「リヴァイ兵長、エレンです」
リ「入れ」
エ「行ってらっしゃい!」
ーーーどんっ!
『きゃあっ!エレン!!』
ドアを開けた途端、エレンは
私の背中を押して無理矢理入らせた。