第6章 「正体」
ギラリと妖しく光る刃。
美しく弧を描いていて、それはまるで…
大きなカマのようーーー。
『これは、'死神のカマ'よ』
エ「死神の、カマ…?」
調査兵団が持っている剣よりも数倍大きい。
ミクリヤはそのカマを撫でる。
『私を守ってくれる…私だけのカマ…』
リ「おい、それは何に使うんだ?」
リヴァイが問いかけた。
『それ、聞いちゃうの?みんなきっとガッカリするよ…』
リ「いいから。言ってみろ」
するとミクリヤは
死神のカマをリヴァイに向かって突き刺した。
『これはね、
人間の魂を狩る為のカマなのよ』
ーーーー!!!
リ「なん、だと……」
エ「嘘だろっ…?」
リヴァイとエレン、その他の人達も
一瞬で青ざめた。
"人間の魂を狩る為のカマ"
つまり………
『私は、あなた達の敵ってことよ』
最悪な事態が、起きてしまった。
第103期生、首席で卒業した優秀生徒、
ミクリヤ・メフメット。
その正体は………
人間の魂を狩る"死神"でした。