第6章 「正体」
"死神"ーーーーー。
ミクリヤは確かにそう、言った。
リ「……は?」
巨人でも、人間でも無い……死神?
本当に死神なのか?
『木に頭をぶつけて、ようやく思い出したよ。自分の事を…』
エ「う、嘘だッ!!」
ミ「エレン!?」
ア「ちょっ…!」
すると違う屋根の上から
エレン、ミカサ、アルミンが姿を現した。
やっぱり居たのね……。
『エレン、残念ながら本当なのよ』
エ「なら、証拠を見せてくださいよッ!」
『証拠?』
エレンはミクリヤに証拠を求める。
死神だという証拠を。
『証拠…ね』
ーーーキラッ
するとミクリヤはブレスレットを
満月に掲げた。
『今日は満月…力が最も高まる日…!』
リ「なに…!?」
『ーーー出でよ』
ーーードォォオオオンッ!!!
そうミクリヤが唱えた途端、
爆発音が鳴った。
リ「くっ…!」
ーーーバチバチバチッ!シュゥウ…
エ「え……なんだ、あれ…」
ミ「……!?」
ア「う、わ……!?」
煙が夜風に乗って消えていく。
だんだんとミクリヤの姿が露にーーー
リ「……ッ!!」