第5章 「甦る記憶」
『エレンッッ!!!』
巨人化したエレンを見つけた。
エレンは女型の見たことない巨人と
戦っていたのだが……
ミ「あ…」
ーーーブヂュッ!パキパキ……
女型の巨人にうなじをかじり取られ、
エレン本体を食われてしまった。
私達の……目の前で……。
『エレンッ……!』
ミ「ま…待ってエレン…行かないで……」
ミカサは女型の巨人を追いつかけた。
ーーードォドォドォドォッ!!
ーーーヒュヒュヒュッ!!ザクッ!!
ミ「返せ!!!」
ミカサは酷く乱心していた。
このままではミカサも危ないッ…!!
ーーーキンッ!!
ミ「何故!?刃が…通らない!!」
ミカサの刃が折れた!?
あの巨人、硬化させる能力があるのか!
『ミカサ!落ち着け!!』
ミ「……絶対生きてる!絶対に……」
刃を付け替える。
ミカサはまだ戦う気だ。
ミ「エレンは……生きてる。どこにいたってその女殺して、体中かっさばいて、その汚い所から出してあげるから、ごめんねエレン…もう少しだけ、待ってて」
『ミカサッ!!』
ーーーヒュッ!
女型の巨人の腕がミカサにッ……!
『危ないッ!!』
ミ「!!?」
ーーードンッ!!
私がミカサの体を押して
なんとか女型の巨人の腕から逃せられたが
ミ「ミクリヤさんッ!!」
女型の巨人は私を弾き飛ばした。
ーーーガッ!!
『うっ……!!』
私は、
巨大樹の幹に頭を思いきりぶつけた。
その時だった。
ーーーブワッ!!
『………ッ!?』
私の頭の中で、何かが溢れた。