第4章 「気付かぬ想い」
『………は?』
リヴァイ、今何て言った?
私が…エレンを好き…?
『いや…私は、恋とかそうゆうの分かんないし…エレンは友達として好きだよ』
リ「………」
副兵長という立場で、
恋愛なんてやっている場合ではない。
私は巨人を倒す事だけ考えると決めたんだ。
リ「さっき、エレンに暴力するなと言ったな」
『うん』
リ「それは肯定出来ない。俺はまだ信用したわけではないからな。もしアイツが裏切ったり暴れたりすればーーー」
リヴァイの目は本気だ。
リ「すぐに俺が殺す」
エレン……
リ「そして…」
『!』
リ「お前もだ、ミクリヤ」
『な……』
私も?どうゆうことだリヴァイ……。
リ「お前が記憶を思い出し、本当の正体が人類の敵であれば……お前も殺す」
そうだーーーー。
私は今呑気に兵士なんてやっているけど、
本当は敵かもしれないんだ。
そしたら私はリヴァイに殺されるのか…。
『殺せばいい』
リ「!」
『敵だったら、殺せばいい…』
リ「いいのか、それで」
『自分が敵であれば、ここは私の居場所ではない…だからといって私はどこにも行かない。これから先みんなの敵として生きたくはないから、その場で死にたい』
リ「……分かった」
私は、敵であったらこの命を捨てる。
そうリヴァイに誓った。