第4章 「気付かぬ想い」
死体の回収はようやく終わった。
伝染病が蔓延する恐れがある為
二次災害は阻止しなくてはならないのに
それでも3日はかかった。
夜……。
全ての死体は炎の中で燃やされた。
『………』
私は、共に戦った仲間の死体が燃やされている所で1人突っ立っていた。
必ず……私は巨人を絶滅させる……。
だから、見てて。
私の戦う勇姿を……。
『必ずっ……!』
仲間を護れなかった悔しさと悲しさで、
私は涙が止まらなかった。
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その頃、審議所の地下室では……
エ「調査兵団に入って…とにかく巨人をぶっ殺したいです」
エレンが憲兵団に身柄を拘束されており、
そこにエルヴィンとリヴァイが接触していた。
リ「ほぅ…悪くない…」
コイツが、ミクリヤが助けようとしていたエレン・イェーガーか…。
…気に食わない。
だが、コイツの巨人の力は使える。
信用したわけではないが…。
リ「認めてやるよ。お前の調査兵団入団を…」