• テキストサイズ

巨人と戦う世界で。

第1章 「謎の子供」


ここは…どこ……。

真っ暗で、何も見えない……。




「…!…~~!」




誰か…叫んでる…。



『だ、れ……』




「た…たかっ……て…!」





戦う…?




「生き…て…!ミクリヤ…!!」





ミクリヤ…?



あ…私の名前……。


戦えって……誰と戦うの…?





『あなたは…誰?』




何故私を知っているーーーー?








+++







『……ん…?』



目を開けると、知らない部屋に居た。
見慣れない天井…ここは…?



エル「起きたか」



ベッドの横を見ると、
知らない男の人がイスに座っていた。



『誰…』

エル「私はエルヴィン・スミス。調査兵団の兵士だ。倒れていた君をここまで運んで来たんだよ。君の監視役もしている。君の名前は?」


調査兵団?兵士?監視役?
なにがなんだか全く分からない…。


『ミクリヤ・メフメット…』

エル「メフメット…まず聞くが体調はどうだ?」


体調は…あまり良くない。
起きたばかりで意識がボーッとする。


『ちょっと…頭が痛い』

エル「そうか。ならまだ安静にしていてくれ」



するとエルヴィンは席を立った。



エル「すぐ戻る」



ーーーキィ、パタン……



出て行ってしまった。
ポツンと残される私……。

体がダルくて何も考えられない。



『はぁ……』


/ 80ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp