第3章 「戦い」
『ピクシス司令!これは一体…』
私達は部隊編成が行われている場所まで辿り着き、壁の上にピクシス司令の姿が見えたのでそこまで向かった。
ピ「ミクリヤ!生きとったか」
『トロスト区奪還作戦と聞いて来たので、すが………え?』
そこには信じられない人物が…
『エ、エレン……?』
何故……死んだ筈では……?
でも、目の前にいる…。
エ「メフメットさ…副兵長!」
私のことを言い間違えそうになって
へへっと笑うエレン。
エレンが……生きているっ…!
『エレンッ!』
エ「うわぁっ!ちょっ…~~////」
思わず抱きついてしまった。
エレンの顔は真っ赤に染まっていた。
ピ「なんだ、お前ら知り合いか?」
エ「は…はいぃ…////」
ピ「羨ましいのぅ…」
ミ「…………」
ミカサの顔は酷く歪んでおり、
それを見たアルミンは真っ青になった。
『…あ、こんなことしてる場合じゃなかった。ピクシス司令、トロスト区の奪還作戦とはどうゆうことです?』
本題を忘れるところだった。
ピ「穴を塞ぐのだよ」
『…え、どうやってあんな大きな穴…』
ア「それは僕が説明します!」
この作戦はアルミンが考えたもので、
ここにいるエレン・イェーガーは
巨人になる特殊な力を持っているらしく
エレンの巨人の力を使って
穴の側にある大きな岩を持ち上げ、
その岩で穴を塞ぐという単純な作戦だった。
エレンが巨人化するというのは
信じられないが…
この目で確かめれば分かることだ。
『…私も加勢しよう』
ピ「そうしてくれると助かる」
とにかくエレンを、無事に穴の所まで援護しなければならない。