第3章 「戦い」
ト「お前らあの人知ってんのか!?」
トーマスが驚いたように言う。
知ってるもなにも……あの人は……。
エ「副兵長のミクリヤ・メフメット…」
ト「副兵長!?あの人が!?」
他のメンバーも驚いたようだ。
ア「…みんな今は驚いている暇はない!巨人が来ている!」
アルミンは刃を抜く。
みんなも巨人を見てハッとし、気持ちを再び戦闘モードに切り替えた。
エ「行くぞ!!」
「「「おおぉぉぉ!!!」」」
ミクリヤはもうずっと先まで行ってしまった。おそらく前衛部あたりにいるだろう。
ト「またま殆ど時間が経っていないのに…前衛部隊が総崩れじゃないか」
ーーーゴォッ!!
「奇行種だ!!」
「「「!!?」」」
「避けろッッ!!」
ーーーヒュッ!ドォッ!
エ「!!」
ト「うっ…!?」
トーマスが、巨人の口にーーー
ト「うわぁ…クッ…クソ!!」
エ「ト…トーマス!!」
ーーーゴクン
トーマスが食われた瞬間だった。