第2章 「調査兵団」
リヴァイ兵士長に連れられた先は、
調査兵団本部の知らない部屋だった。
すっごい綺麗な部屋…チリ1つ無い。
ーーードンッ!
『わっ!』
ドアを開けたリヴァイは、
私の背中を押して無理矢理部屋に入れた。
『ちょ、リヴァイ兵士長!何するんですか!ここどこ!?』
リ「うるせぇなクソガキ。ここは俺の部屋だ」
…あ?俺の部屋?
ということは、リヴァイ兵士長の部屋!?
『え、なんで……』
リ「てめぇには躾する必要がある」
躾って何?
嫌だ…怖い怖い怖い怖い怖い!
『か、帰りますっ』
私は素早く立ち上がり、ドアへ直進した。
…が、それは阻止されてしまった。
リヴァイ兵士長によって。
リ「どこへ行く」
すぐ目の前にはリヴァイ兵士長。
すぐ後ろはドア。
まさに、壁ドン状態だ。
『嫌だ……』
リ「俺が怖いか?ミクリヤ…」
『………っ』
リヴァイ兵士長と目が合う。
私を捉えて離さないその視線……。
『ち、近いっ……Σい゛っ!?』
顔を反らすと、リヴァイ兵士長に両腕を強く掴まれ痛みが走った。
リヴァイはミクリヤの顔を凝視した。
リ「お前は………」
『!』
リ「何者だ?」