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ハイキュー!!夢小説

第2章 木兎夢


『腹減ったー!何か食って帰ろうぜ!』
待ち合わせてからすぐに、駅前のハンバーガーショップへ入る。


連絡先を交換して数日。
会うのは今日で2回目。

『加菜ー、俺と付き合って!』
ハンバーガーを頬張りながら、いきなり告げられた告白。
驚いて、飲んでいたジュースをムセそうになった。

正直、好意を持たれていたのは感じていたけど、まさか今日、会って2回目で告白されるとは。


いきなりの出来事に、一瞬たじろいだ。
「・・・え?」

『加菜は俺のこと嫌い?』
そう言って、残りのハンバーガーを口に入れた。

「いや、嫌いではないですけど」
そう濁すと

『はっ!まさか彼氏がいるとか!?そうだよなぁー・・・こんな可愛い子に彼氏がいない訳ないよなぁー・・』
そう言ってあからさまに落ち込む。

「いえ、付き合ってる人はいません」
否定すると、突っ伏していた顔を上げて目を輝かせている。

『マジで!?じゃあ俺と付き合ってくれる!?オッケー!?』
「え、でも、会ってまだちょっとしか経ってないですし、お互いの事ほとんど知らない・・」
『そんなの、今から知っていけばいーじゃん!』

私の言葉を途中で遮り、な?と、無邪気な顔でニカッと笑う。


正直、嬉しかった。
惹かれていたのは事実だったし、ましてや直球で好きと言われて、嫌な気持ちになるはずがない。
ただ、疑問だった。

「あの・・木兎さん、どうして私なんですか?好きになってもらう様な出来事、無かったと思うんですけど・・・」
不思議そうに尋ねる。

『え?何でって・・・うーん・・・わかんねぇ!』
「わかんないって、そんな」

『好きなもんは好き!!それでいーじゃん!?』
なんで?という風に、不思議そうにこちらを見てくる。


遠慮無くまっすぐに好きと言うその姿に、不意を突かれてドキッとした。




結局その日から、お付き合いが始まった。






付き合ってみてわかった。
木兎光太郎という人。


実は結構わがまま。
後から知ったことだけど、末っ子で、自由奔放でド直球のくせに打たれ弱い。
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