• テキストサイズ

【うたプリ】君の歌が聴きたくて

第2章 君の優しさ


まあ、簡単にまとめると、こういうことだ。



----『プリンス』とは?

・プリンスとは、この 早乙女学校の名物 みたいなもので学校中から人気者の男子のこと

・プリンスは毎年早乙女校長が決める
(いない年もある)

・人数は不規則

・自ら希望はできない

・プリンスになった人は学食が無料で食べれる
しかし---
彼女を作ってはならない


ちなみに、初代プリンスは林檎先生と龍也先生。

現在のプリンスは、音楽部の11人。
(三年生はいない。)

音楽部にプリンスが集まっていて、音楽部に入りたい女子が増えたため、部に入るための試験を行っている。


…………ということらしい。




「……へ、へぇ……。な、なんか凄いね、それ。
……って、林檎先生が初代!?
何で?だってあの人---」

春歌「男性ですよ。」

女性でしょ?と、言葉を続けようとしたけどそれは春ちゃんに遮られた。



「え、だってあの先生どう見ても女性だよ!?」


友千香「んまあ、見た目は私達より可愛い位だし?
女装でよくあんなになれるよね。」


友ちゃんの言葉に、思考が停止した。

(ま、マジか……。)


友千香「んじゃ、あたし達まだ用事があるから、じゃあっ!」


……タッタッタッ…………


友ちゃんと春ちゃんは私を取り残し、どこかへ行ってしまった。


----


(一ノ瀬さんが……プリンス…………か。)



『プリンスは彼女を作ってはならない』



……ズキンッ

(あれ、なんか今、心臓が変な感じがした……。

何なんだろ?コレ……。)




一人廊下から窓の外を見る。

そこには、私の今の心を表すような曇り空が広がっていた。

/ 40ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp