第2章 君の優しさ
*優姫視点*
----数日後の昼休み
私は今、友ちゃん、春ちゃんと共に学校の二階にいる。
ちなみに、この学校は一階が一年生、二階が二年生、三階が三年生のフロアとなっている。
私達は寿さんに用事があり、ここにいるのだ。
(……別に、部活の時でもいいじゃないか。
ま、部長命令とかなんとかだし?仕方ないけどね。)
友千香「あ、あそこにいるの寿先輩達じゃない?」
友ちゃんが指差す方を見てみると、そこには部活の先輩4人と、
……沢山の女の子がいた。
中には私達と同じ学年の人もいる。
「やっぱり、カッコいい人はモテるんだね~。」
友千香「まあ、あの人達は特別だしね。」
「……特別?」
(特別ってなんだ??)
疑問が頭に浮かび、首をかしげていると、
友千香「ま、見てなって。すぐわかるから。
……あ、寿せんぱーい!」
友ちゃんは私に向かってウインクをしてから、寿さんの方に駆け寄っていった。
春歌「ふふっ。きっと驚きますよ~。」
と、春ちゃんも行ってしまった。
「あぁっ!ちょっと待って~!」
一人取り残された私も慌てて先輩達の方に行った。