第1章 始まり
その後、他の部員の人も来たので、自己紹介することになりました。
「……えっと、新しくこの部に入った、清水優姫です。主に作曲をします!よろしくお願いします!」
嶺二「ぼくは音楽部部長、二年の寿嶺二だよん♪
得意楽器は……マラカス!!」
と、寿さんは手に持っていたマラカスをシャカシャカと振りだす。
嶺二「好きな食べ物は……むぐっ!」
蘭丸「余計なことはいらねえ。……黒崎蘭丸だ。得意楽器はベース。……一応副部長だ。」
寿さんの口をおさえながら黒崎さんはそう言った。
嶺二「ううっ……。ランラン、ヒドイ……。クスン……。」
藍「ボクは美風藍。得意楽器はシンセサイザーだよ。
……あと、作曲もできる。」
カミュ「ふん。わざわざこんな愚民ごときに自己紹介など、無駄だとは思うけどな。
……カミュ。チェロが得意だ。」
美風さん、そしてカミュさんが少し不満げにそう言った。
(ぐ、愚民って……。)
音也「俺は一年、一十木音也!得意楽器はギターだよ!」
真斗「聖川真斗。得意楽器はピアノだ。……以上。」
那月「僕は四ノ宮那月です~。得意楽器はヴィオラ、あと、ピヨちゃんがと~っても大好きです~~!」
トキヤ「先程も言いましたが、改めて。
一年の一ノ瀬トキヤです。楽器は基本、何でも弾けますが、ボーカルが得意です。」
(へぇ、同級生だったんだ~。)
って、えええええっっ!
どどどど同級生っ!?
何か凄く大人っぽくみえる……。
レン「俺は神宮寺レン。得意楽器はサックスさ。
こんな可愛いレディが入って来てくれて嬉しいよ。」
と、神宮寺は私に近づき、私の肩を抱いた。
「っっっ!ちょっとっ!」
私が慌てていると、
トキヤ「彼女をはなしてあげて下さい。嫌がっていますよ。」
一ノ瀬さんが助けてくれた。
「一ノ瀬さん……ありがとう。」
トキヤ「いえ……。たいしたことではありません。」
そう言い、微笑んでくれた。
(一ノ瀬さんの笑顔……素敵だな……。)
そんなことを思っていたら、
?「ちょっとっ!俺まだ自己紹介してないんだけど!」
と、後ろから声がした。
(あれ?この声どこかで……)
ふと、思いだし、振り向くとそこには……