第7章 「 私の幼馴染 」 孤爪研磨
――――― 翌日
昨日と同じ時間に玄関チャイムが鳴る。
玄関を開けると、昨日と同じ。
研磨くんがそこにはいた。
「おはよう。」
「おはよう。研磨くん。」
「リエーフと、同じクラスだったんだって?」
「あ。そう。よく知ってるね。」
「昨日、部活の時に言ってたから。」
「あ、あのね、研磨くん。」
「何?」
「違うなら、違うって言ってほしいんだけど。」
「うん。」
「そして、自意識過剰だと思わないで欲しいんだけど。」
「何?思わないよ。」
「研磨くん、私のこと好きなの?」
その言葉を口にした瞬間、研磨くんは大きく目を見開いた。