• テキストサイズ

【HQ】ストロベリーシンドローム

第7章 「 私の幼馴染 」 孤爪研磨


「お。やっとわかったか?」

お風呂上りの鉄朗がタオルで髪を拭きながら現れた。

「いやいやいやいや。わかってない。」
「今、言ってただろ?」
「研磨くんが、私を好きって?」
「そう。それ!」

「あるわけないじゃん!!」
「なんでだよ。」
「だって、そんな感じ、今までしなかった!」
「そうか?」

だって、子どものころから、研磨くんは何もかわらない。

「まあ、明日聞いてみれば?」
「そんなこと聞けないよ!」
「じゃあ、一生悩んでろ。」
「それは、嫌だ。」
「じゃあ、がんばるんだな。お兄ちゃん、応援してるよ☆」
「うるさい。」
「なんだよ。せっかく応援してやってんのに。まあ、違ったら俺がなんでも好きなもの、おごってやるよ。」
「何それ。」

「そんなこと、ないと思うけどな!」と言って鉄朗は笑った。
/ 260ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp