第7章 「 私の幼馴染 」 孤爪研磨

ち、沈黙・・・
耐えられない！！！

「ち、ちがうよね。ごめん。ちがうよね。そうだよね。」


何も言わない研磨くん。
困らせるようなことを聞いてしまった・・・！


「ごめんね。今の、なし！！忘れて！！！」

「・・・もし。」
「うん？」
「もし、おれが真由のこと好きだったらどうする？」

「ふえ？！」

自分でも驚くほど間抜けな声が出たと思う。
どうする？！どうする？！って


「どうするって言われても…。」
「じゃあ、どう思う？」

どう思うかなんて

「そんなの、嬉しいに決まってる。」

私がそう言うと、研磨くんはほっとしたようにつぶやいた

「おれ、真由のこと、すきだよ。」
「え？！」


「子どもの頃からずっと。すきなんだ。」