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【HQ】ストロベリーシンドローム

第14章 「 怒涛の一日 」 菅原孝支


「スガ!!久しぶり。」
「ははっ。変わんねー!!」
「何言ってんの!キレイなお姉さんになったでしょ?」
「なにそれ!!」

翌朝10時、仙台駅に向かうと真由がすでにいた。
お腹を抱えて笑う俺を真由は一発殴った。


「はい、それでは、本日の予定をお伝えします。」


仙台駅から地下鉄の改札へ移動しがてら、真由はかしこまった口調で話し始めた。


「えっと、まず、これからデパートで菅原くんのスーツを買います。」
「は?!なんで?!」
「その後、美容室で髪をセットします。」
「え?!ねえ、どういうこと?」
「そして、私の実家に行き、私の彼氏として両親に挨拶してください。」
「え?!じっ?!え?!かれ?!ちょ?!」
「安心してください。手土産はすでに用意してあります。父の大好きな焼酎と、母の好きな焼菓子です。」
「そういうことじゃない!!!」

心乱れまくりの俺と
冷静に振る舞う真由

「ちょっと、詳しく説明してくれないと、それは困る。」

真由は「ですよねー…。」と呟くと、事の経緯を説明してくれた。
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