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【HQ】ストロベリーシンドローム
第10章 「 終わりと始まり 」 赤葦京治
「映画・・・・・おもしろかったねえ!!」
「本当に。」
映画を見終わり、近くのカフェでお茶をしながら映画の感想を言い合った。
あのシーンがよかった。このセリフがよかった。
言い出したらきりがない。
「前評判高かったけど、まさかここまでとは思わなかった。」
「だよね!だよね!なんかもう感動した。次回作もあるかなー。」
わいわいと話していると、「真由?」と私の名前を呼ぶ声がした。
それは、忘れもしない。私がよく、知っている声だった。
「…晴登。」
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