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【HQ】ストロベリーシンドローム
第9章 「 ひみつのノート 」 及川徹
「ああ、これ。一番最初にもらった手紙だ。」
真っ白できれいな封筒。
「なんか、もはや懐かしい。」
あれ…。
これって…。
嘘だ。
そんなことがあるだろうか。
でも、そう。
確かに、この手紙を最初に読んだ時、なんか変だなって思ったの。
でも、そんなことよりも考えることがたくさんあって、気が付かなかった。
「どうしよう…。」
こんな時に相談できる友だちもいない。
でも、でも、今日、今、この瞬間動かなければ、本当に、二度と、私は彼と会うことはないかもしれない。
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