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【HQ】ストロベリーシンドローム

第9章 「 ひみつのノート 」 及川徹


「……俺、俺ね。真由ちゃんのこと…。」

俺がそう言うと、教室の扉が開いた。
時刻は7:48

「あれ。おはよー!及川と石井さん?なんか、珍しい組み合わせだな。」

すると、続々とクラスメイトたちが登校してくる。
ああ、もう、彼女と話すことができない。

彼女は俺の顔を見て笑顔を見せると、席に座り、本を読み始めた。


ああ、終わってしまったんだ。
勇気のない俺は、そのまま、彼女に話しかけることができなかった。
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