• テキストサイズ

【HQ】ストロベリーシンドローム

第9章 「 ひみつのノート 」 及川徹


「何で怒らせたんだ?」

岩ちゃんに聞かれるが
俺自身、理由ははっきりとはわかっていない。

「わかんない…。」

「まあさ、女の子ってのは、褒めればいいわけよ。」
「そうそう。褒めよう。全力で。」

まっつんとマッキーに言われ、なんとなく納得した俺は、その翌日。
朝練があったけれど、体育館へは向かわず、教室へ向かった。
すると、ちょうど彼女が教室へ入るところだった。

「真由ちゃん!今日もかわいいね~。いいよ~。その感じ!」
「何なの?なんか、すっごいうっとうしいんだけど。」
「うん!イライラしてる顔も最高だよ!!」

マッキーとまっつん直伝の褒め殺し作戦!!

「っていうか、朝からそのテンション疲れない?」
「疲れないよ~。真由ちゃんが近くにいれば、常に癒されてるも同じだからね!」
「何?何が目的なの?」

不信感いっぱいの眼差しでこちらを見る。
作戦、失敗…。
マッキーとまっつんを信じたのがバカだったかも…。
/ 260ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp