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【HQ】ストロベリーシンドローム

第9章 「 ひみつのノート 」 及川徹


「真由ちゃん、本当に最高だよ。」
「照れるから!ありがとう。」
「最後まで、読ませてくれてありがとう。」
「いえいえ。こちらこそ。読んでくれてありがとう。」

沈黙が流れる。
というのも、これで書き手と読者である、私と及川くんとの関係が終わるからである。
もともと「この話が終わるまで」という約束だった。
これ以上、及川くんにノートを渡すことはない。
及川くんも、私の漫画を読むことはないのだ。
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