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【HQ】ストロベリーシンドローム

第9章 「 ひみつのノート 」 及川徹


それから毎日「今日はいるかな?」と、及川くんが教室に及川くんが来ることを少し期待していたけれど、及川くんが来ることは無かった。
そのため、マンガを数ページ書きあげるごとに及川くんの机にノートを入れるようにした。
その翌日には、私の机に、手紙の入ったノートが返ってくる。
それが私の新しい習慣になった。

及川くんは
「ここがよかった!」
「このキャラクターが好き」
「ちょっと泣きそうになった。」
いつも、手紙に感想を書いてくれている。
それが嬉しくて「読んでくれる人がいる」喜びを感じることができた。

気づくと、私も返事を書いて、それをノートに挟んで及川くんに渡すようになった。

及川くんの手紙がモチベーションにも繋がっているのを感じた。
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