第4章 復帰と合宿とお猫様
岩「明後日青城が練習に参加するかもしれない。また決まったら連絡する。」
そんな岩泉さんからのLINEに驚く。
いつの間にかそんな話が持ち上がっていたらしい。
すると及川さんからもLINEが来る。
及「烏野の皆を驚かせたいからチームのメンバーには内緒ね!ちなみに今決めたからちゃんからも監督さんに聞いて貰っていいかなー?会えるの楽しみにしてるよ☆次はメロメロにさせちゃうからね(´>ω∂`)☆」
チャラくて一瞬内容が入って来なかったが、要するに私に青葉城西が練習に参加したがっている事を監督に報告して欲しいらしい。
これは烏野的には願ってもないチャンスであって、県内ベスト4、実力では実質2位とされる相手とまた練習出来るなんて滅多にない。
私は急いで武田先生とコーチの部屋に向かった。
部屋に着くと中からは聞き捨てならない会話が聞こえてくる。
鵜「じゃあ今のところは全員にお熱なのかー。1番進んでんのは誰だ??澤村、お前何じゃないか??」
武「ちょっと鵜飼君、そこら辺で勘弁してあげてくださいよー」
鵜「だぁー!先生は黙ってろぃ!コイツらの惚れた腫れたなんて美味しい話を酒のアテにして何が悪いんだ!これが高校生の醍醐味よ!で、どうなんだ?乳は揉んだのか??」
大「んなっ!!」
『だぁぁーーー!!やめてくださーーい!!』
信じられない言葉についついスパーンと戸を開けて、叫びながら入室する。
『は、ハレンチです!大地さんとはそんな関係じゃないですからぁぁぁ!』
私の必死の叫びに驚く大地さんと武田先生、そしてニヤニヤするコーチ。
鵜「ほう。大地“とは”何もないっつーことは他の奴とはあるのかー?」
『なっ!何でそうなるんですか!?』
鵜「そうだなー。月島か影山といった所かなー?」
大「なんだって!?本当なのか!!」
『ひ、ひぃーーー!!武田先生!見てないで助けて下さいぃぃ!』
武「う、鵜飼君!その辺に…」
鵜「つーか、最近の高校生は成長してんだなー!お前も…うーん……Fって所か??」
その言葉に目を見開き胸を押さえる。
なぜ分かった!と言わんばかりの反応に更に鵜飼コーチの笑みが深まる。
大「(F……F…。A,B,C,D,E,F……F!?)」←