第4章 復帰と合宿とお猫様
試合が終わった頃にはもう旭さんはチームの一員で。
あんなに悩んでいたのが嘘のように皆一致団結していた。
なんだか最早、さっきまでの状態が演技のような気までしてくる。
メンバーは全員揃ってあとは合宿を待つまでというある日、クラスメイトの友達と3人で話している時に合宿の話となった。
「え!合宿あるの!?じゃあ下着新調しなきゃだよ!」
『え!?そうなの!?』
「確かに。合宿ならそうよね!ドキドキハプニングお約束だし!」
そんな会話に流されて2人と部活終わりに下着を買いに行くこととなってしまった。
乗り気では無かったけど。
「っていうのは口実で、部活忙しそうでとはなかなか遊びに行けないからさ」
という友達の意地らしい言葉にコロッと私は落ちてしまったのだ。
友情もたまには大切にしなきゃだから!
全然やましいことはないんだから!
ちょうど新しくしようとしていたタイミングで、合宿があるだけだから!
べ、別に蛍に見せる訳じゃないんだから!←
そんな風に自分自身に言い訳しながら部活が終わり、蛍には友達とパンケーキを食べに行くと告げ校門で待つ2人の元へ急ぐ。
嘘ついたけど、べ、別に蛍に下着を見せる為ではない訳で←
そして2人に連れられて行った先はもうピンク色な世界。
2人の買うような紐パンや、Tバックにビックリしながらボーッと見て回る。2つともほぼ紐ではないか!
とツッコミつつ、控えめでなるべく布面積のあるものをと探す。
すると裏から出てきた店長さんに捕まった。
「あら!いい素材発見!あなたは何派??紐?T?」
「店長!お久しぶりです。その子は初体験まだで、今度の合宿用の下着を探しているんです。なのでなるべく控えめかつ可愛めで!」
「まぁ!燃えるわね!任せて!」
そんな友達との会話で燃え上がった店長はお店の中でも布面積の多めで可愛いものを勧めてくれた。
「あなた!肉が背中に逃げてるわよ!正しいブラの付け方はこう!」
そしてそう言ってブラを付け直すと私は2カップもアップしたFカップという驚異的なカップ数を手に入れた。
女子の谷間は所詮肉と知った←
そして白地にカップ上に水色のラインが入ったブラとピンクのリボンが沢山ついたブラ、ハーフカップの白地に緑のバラのついたブラ等数種類をショーツペアで購入した。