第6章 壮行式とインターハイと期末テスト
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ーーー蛍に写真を撮られた…
ーーーこれって所謂、リベンジポルノ!?
そんな結論に至った私はアワアワとする。
焦って消すように頼み込むが、蛍はまたどこ吹く風だ。
ーーー私もバカじゃないから分かる。
ーーーあの顔は返してくれない顔だ。
そんな半ば諦めに似た感情になっていると、蛍の視線をまた浴びたのを感じた。
しかも今度はジトリとした、這うような視線。
まるで獲物を狩る時の捕食者のそれに似ている。
『あの、蛍?』
「何??」
『なんか視線が痛いんですけど…』
「え?」
私の言葉にそう聞き返しながら、向き合って足元に跪いた蛍の右手に私の左足首は捕まえられていて。
『何、この手……きゃっ!!』
文句を言おうとした私をよそに、今度は蛍の左手が私の右足首を捕らえた。
そのままベッド上に押し倒される。
このままだと秘部を晒す事になると思い、咄嗟に脚を閉じようとするが蛍の手に阻まれ両腿と両膝をピッタリとくっつける事しか出来なかった。
そうなると結局秘部は蛍の眼前に晒された状態となる。
「フフ……ねぇ、いい眺めだよ?」
『…!!!』
してやったりな蛍の声がするが、それさえも私を高めるスパイスでしかない。
蛍に見られているということで、1番敏感な所がキュンキュンと痛い程疼いていた。
未だに足首にかかる蛍の力は変わらないが、脚を開かせまいと私も相変わらず力を込める。
「何?抵抗するの?…じゃあお望みどおりクチで愛してあげる。」
『!?』
そう言うが早いか、蛍は私の秘部にグッと顔を近付けた。
驚いたが、そのまま動かない蛍を不審に思っていると、その意味が私にも理解出来た。
蛍の息が微かだが当たるのだ。
秘部や、内腿に。
緊張して感覚が研ぎ澄まされている中、妙にリアルなその感覚が更につま先からゾクゾクと快感を生み出す。
『ちょっと蛍ッ…恥ずかしいからやめてよ!』
「…こんなにいやらしく濡らしといてよく言うよね。
もうのココ、パンツの上まで濡れて僕を誘ってる。」
そう言うと蛍はあろうことか、敏感なそこに鼻を押し付けた。
途端に爆ぜる快感に意識を手放しそうになる。