第6章 壮行式とインターハイと期末テスト
「じゃあ解散。明日は土曜だから朝練は7時からな。」
大地さんの一声で体育館前で私達は解散した。
そして山口君と別れた後で2人で歩く帰り道、蛍からまた例の雑誌の事を問いただされる。
蛍「大体なんでは厄介事を引き連れるの?体質?」
『そんな体質嫌だわー。』
蛍「雑誌の件については最早自分から飛び込んで行ってるし。」
『だって。純粋にバレー見たいって思ってたらこんな事になるなんて思ってなかったんだもん。』
蛍「しかも彼氏の僕に相談もなくそんな事決めるし」
『え!?いやいや、あのタイミングは微妙だったでしょ!成り立てっていうか…
まぁ…でもゴメン。確かに一言相談するべきだったかもね。』
蛍「悪いと思ってる?よし、じゃあ行こうか。」
そう言って指さした先には私のマンションがあって。
『え、そういうこと?』
蛍「他にどんな意味があるの?っていうか恋人なんだから良いデショ」
『そ、そっかぁ…』
と、半ば強引に私が悪いというポジション&謝罪によって良いように丸め込まれました。
相変わらずの蛍に苦笑いしながら、内心満更でもない(←)私は蛍と共に愛しのマイホームへ向かうのだった。
ーーーあ、そんなんだから付け込まれるんだ、って?
ーーー薄々そんな気はしてた♡←
部屋に入った私に蛍は後ろ手で鍵を閉めながら衝撃の一言を投下する。