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Box【HQ!!】

第6章 壮行式とインターハイと期末テスト




若の次のページには私がデカデカと掲載されていた。
体育座りでこちらを見つめているものから、バレーをしていて腹チラしているものまで。
勿論若との対決から青城の及川さん。伊達工の鉄壁の方たちの写真まである。

とにかくありとあらゆる角度で撮られていた。
高校名は伏せているため実在しない高校の超ミニスカートの制服を着せられているものまである。
撮影後に見せてもらっていた物とは別に隠し撮りのような写真まであって。。



それにしても最近の修正技術とやらは優秀だ。
お肌もピカピカに補正されているし、Tシャツ越しの胸だって気持ち大きくしてくれている気がする…
“あともう少し大きいと丁度良いと思って”

ってか??大きなお世話だ←



そんな事をグルグルと考えていると人の気配で現実世界に引き戻される。



田「すんませーん!ノヤがローリングサンダーするからこっちまでボール飛んじゃt……!!!
な、なんじゃこりゃーーーーーーー!!!!」



耳を劈く様な悲鳴を上げて田中さんは私のページを見つめる。



---こりゃもうどうにもならないな。


と匙を投げて、諦めモードな私。


---折角2人だけの秘密にしたかったのに。ね?


と小悪魔な笑顔を向けてくるスガさん。



---よく考えたら秘密のままなら確実にスガさんにゆすられる所だったんじゃないか…?
逆にバレてラッキーだったのかもしれない。



そう結論付けた私は最早清々しいまでに開き直っていた。




夕「龍!どうしたんだよ…ってなんじゃこりゃぁぁぁ!!」


旭「す、すごいな…コレ。アイドルみたいじゃないか」


日「スゲー!ってばスゲェキレイだな!」


『それは修正技術が凄いんだよ。』


影「いや、元々お前はこんな感じだろ。」


田「…くぅぅ!こんなに可愛いバレーの天使が目の前に居るなんて!幸せだ!」



蛍「でも、確かに修正しすぎじゃないですか?」


山「えー?そうかな。そんなに本人と変わらない気がするんだけど…」




蛍「(特に体型がね。僕には分かるもの)」


『(喧嘩売ってる?)』


蛍「(全然。僕はいつものサイズで丁度いいと思ってるよ?僕の手にスッポリサイズで…)」


『(やめなさい)』



そんな水面下の争いをしていると大地さんがふと口を開いた。

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