第5章 青の対戦と赤の対戦と強豪校
そのまま正常位でゆるゆると蛍は動き出す。
まるで私のナカを確かめる様に。
「うん。浮気はしてないみたいだね。」
『ッ!…あっ……昨日の今日でっ…する訳ないでしょ…ッ…』
「会いたい、とか言うから心配になったの。」
蛍のそんな意地らしい言葉に二の句が継げなくなる。
というか、単純に嬉しい。
そんな私の優越感を感じ取ってか、蛍は更に結合を深めてきた。
『きゃッ…!ふ、ふかい……って……やぁ…ッ』
「…余計なこと考えられなくしてあげる。」
その宣言通りパンパンと肌を打つ音が激しくなった。
と同時に私の中でも快楽が爆ぜる。
『けい…も、もう…無理ぃ……い、イッちゃう…っあぁ!』
「僕、も…限界ッ……!っつ……そんな締めたら…ヤバッ…!っ!」
そして止まる律動と痙攣したようなナカ。
一呼吸おいてズルリと蛍の雄を抜かれるとドッと疲労感に襲われる。
『つ、疲れたぁ~。』
「そう?僕はあと2回は余裕。」
『へ!?』
ゴムを外しながら衝撃的な発言をサラッとして、未だ泡立った愛液垂れる私の花弁を指でなぞった蛍にビックリする。
絶倫め!と思いながらキッと蛍を見て脚を閉じると蛍は喉で笑った。
「冗談だよ。流石に今日で合宿も終わりだし今日は家に帰んなきゃいけないし。」
その言葉で思い出す。
今日まで合宿で、蛍は体力的にも疲れているという事を。
---それなのに呼び出して、エッチまでしてしまったのだ。
私は寝転がっている身体を起こして蛍に向き合う。
『疲れてるのに本当にごめんね。』
「別に。やっと手に入ったを失う訳にはいかないから僕もこれくらい頑張るし。」
その言葉に余計に愛しさが積もる。
『私には蛍だけです!来てくれてありがとう!!』
そう言って蛍に抱き着けば、鬱陶しそうにしながらもほんの僅かに嬉しそうな顔をして蛍は受け止めてくれた。
「今度、お返ししてね。」
『へ?』
---タダでは無かったみたい←