第5章 青の対戦と赤の対戦と強豪校
完全に頭が冴え切った私は蛍の手からコンビニの袋を奪い取り逆さにしてベッドの上にゴムの箱を落としていく。
バサバサ、という音と共に色鮮やかなパッケージのそれらが落ちていく。
---極薄0.002ミリ、バナナの香り、イチゴの香り、ホットローションに…イボイボ…
い、イボイボ…
「あれ、もしかしてイボイボが好み?昨日初体験なのにハードだねぇ」
『ち、ちがうし!ってかこんなに買ってこなくても!!』
「何?だってと沢山エッチな事したかったんだからしょうがないデショ?」
『うぐ……』
そんな愛し気な目線で小首を傾げられたらそりゃ何も反論できない…
でもなんだろう、この敗北感。
---まぁでも、気持ち良くさせようと思って買ってくれたんだから良い事として受け止めようかな…
「そうそう。そして僕的にはやっぱり初っ端からイボイボがおすすめだね」
---前言撤回!
イボだ、嫌だの押し問答を制してなんとか今日はホットローションで手を打ってくれることになった←
「ホラ、すっかり僕の萎えちゃったからが勃たせてよ。ね?」
『う、うん。』
そのお願いにソロソロと蛍の雄に手を伸ばそうとするとやんわり制される。
驚いて蛍を見上げると、それはそれは綺麗な顔を歪めて笑ってらっしゃいました。
(あ、コイツ何か嫌なこと思い付いてる)
「僕に触らないで興奮させてよ。そうだなー脚開いて僕のコレが入るトコロ自分で開いて見せて。」
『…え!?ヤダ!』
「じゃあもう止めてもいいの?僕はと一つになりたいのに。」
『うぐ…。でも…』
「すぐにでも一緒に気持ち良くなりたい。ね?」
『うぅ……。わ、分かったよ!やればいいんでしょ。やれば。』
懇願するような眼差しについに私は決心を固める。
ベッドに横になりベッドサイドの蛍に向かってソロっと脚を開いた。
蛍の視線が熱い。
いたたまれなくなり蛍を見れない私は違う方向に視線を漂わせながら、自分の花弁を自ら開いて見せた。
濡れそぼったソコはくぱぁ、と音がする程ゆっくりと開き蛍を誘う。