第5章 青の対戦と赤の対戦と強豪校
互いの唾液を交換するように息もつけない程のキスをする。
そのままベッドへなだれ込めば性急にジャージのファスナーを下げられ、キスをしたままTシャツを捲りあげられる。
昨日初めて繋がったばかりだというのに、まだ足りないと言わんばかりにお互いを求め合ってしまう。
ブラの後ろのホックを外され、訪れる解放感に身震いする。
やわやわと蛍の手で胸が包まれる。
その感触に目を瞑る。
そしてそのままグリッと胸の先端を刺激されるともう頭はクラクラして口からは甘い声が漏れてしまう。
『…あっ…ッん。』
「声…エロすぎ。もう…可愛すぎて食べたくなっちゃうデショ。」
---ま、今から食べちゃうんだけど。
そう言った蛍の顔を見ると、それはそれはエロい顔で舌なめずりをしていて下腹部がキュンとした。
そのまま蛍も自身の上の服を脱ぎ捨て、色白でしなやかな彼の身体を惜しげもなく披露する。
---この身体に昨日抱かれたんだなぁ。
そう思うと余計に煽情的に見える。
そして今から起こる事を考えると自然とゴクリと喉が鳴った。
「そんな顔見ると我慢できなくなる。めちゃくちゃに愛したくなっちゃうデショ。」
『…我慢なんてしないくせに。』
「正解」
蛍は薄く笑い目を閉じ、またキスの雨を私に降らせてくる。
そして私もまた目を閉じ甘んじて彼のキスを受けるのだった。
胸にあった蛍の手は滑るようにお腹を下り、私の秘部へと向かう。
躊躇うことなく、下の服は全て取り払われ私は生まれたままの姿にされる。
流石に丸見えになってしまう、と脚を閉じようとするが蛍は身体を脚の間にスルリと入れ込みそれを阻んだ。
「ホラ。見えやすいように足開いて?」
そんな衝撃的な言葉なのに、蛍の表情は優しくて魔法がかかったようにその言葉に従いたくなる。
口元に手を当てて、おずおずと脚を広げた。
「いい子。昨日広げたばかりだけど痛かったら言ってね。」
蛍らしくないその優しい言葉に愛されていると感じて、心がほんわか温かくなる。
そして私はゆっくり頷いたのだった。