第5章 青の対戦と赤の対戦と強豪校
私の気持ちなんてお構いなしに今日は晴天。
雲一つない天気が恨めしくなる。
いや、雨なら雨で気が病むし…ありがとう、お天道様。
これ以上考えたら部活に支障をきたす。
この大事な時期に皆の迷惑になる訳にはいかない。
そう襟を正して私は頭を振ってとりあえず蛍のことは考えないことに決めた。
そう鼻息荒く高らかに気合を入れた私に聞こえてきたのはなんとも暢気な及川さんの声だった。
及「どうも~。失礼しまーす。青葉城西学園到着しましたー。今日はよろしくお願いしまーす。」
---忘れてた。そういえば青城が来るの今日だったか。
何とも間の悪い青城の登場に私のテンションは下がる。
でも、いつもの試合より練習試合の方が時間が早く過ぎるかも!