第4章 復帰と合宿とお猫様
少し力を入れてみたり、速度を変えてみたりすると耳元のクロの呼吸が少し苦しそうに聞こえる。
その息遣いを反映するようにクロの先っぽから液体が染み出し、布の色を変えていく。
その面積が大きくなった分だけ、私がクロを気持ち良くさせたという報酬に思えた。
ふと興味が沸き、その潤いの元をグリッと触ってみる。
「っつ!ま、待て、。」
切羽詰まってくぐもった声がクロから聞こえて私の心は更に高まる。
クロは顔を赤くし、呼吸も絶え絶えだ。見たこともないほど煽情的な幼馴染の姿に高揚感は更に大きくなる。
---もっと、もっと気持ち良くしてあげたい。
そんな気持ちが頭の中を占領していた。
「もう俺限界だから、ちょっとだけ舐めてもらってもいいか?」
そしてクロからの衝撃的な言葉にもコクンと頷いてしまった。
『分かった。どうやったら気持ち良くなるか教えて?もっとクロが気持ちよさそうな姿見てみたい。』
「あんま煽んな…止まんなくなる。」
そう言うが早いかクロは自身を取り出し、下着を脱いだ。
目の前に出されたナニは赤黒く充血していて、ぴくんぴくんと拍動している。
これを舐めるのかと少したじろぐとクロの言葉がまた降って来た。
「シャワー浴びたばっかだから綺麗だけど、無理なら止めていいんだぞ?」
その言葉にゆっくり首を振り、私はそろりと舌を伸ばす。
ねっとりとスジを舐めていき、つつっとカリを伝い最後に亀頭を咥えて先の透明な液体をちゅっと吸う。
「…っあ。マジで気持ちいいッ…」
そう言ってクロは私の髪に手を通して髪を梳いて行く。
いつもは嫌味やからかいばかりが飛び出してくるクロの口からは、艶めかしい吐息ばかりが吐き出される。
間違いなくクロをそういう風にさせているのは私で。
そう考えると手と口が止まらない。
もっと気持ち良くさせたい。
征服欲が止まらない。
クラスの友達から“Hの時男の人は征服欲が出る”と聞いた事があるがもしかしたらこれがそうかもしれない。
いつもの様子とのギャップ。
自分だけが知っている、自分が行ったことによる相手の反応にクラクラする。
---これは癖になりそう。
そうは心の中で感嘆の声を漏らした。