第4章 復帰と合宿とお猫様
クロの顔を確認すると案の定ニヤニヤしていて。
翻弄された私がバカみたいじゃないか。
そんな事を思いながら私も覚悟を決めた。
幼馴染なんだから。そんなやましくない。人助けだ。
そう自分自身を納得させる。
『多分クロの方が大きいと思う。で、何をすればいいの?』
「ならいい。そうこなくっちゃ。」
そう言うとクロは満足そうに微笑んで私の頭をクシャクシャと撫でてくれる。
昔からしてくれる大好きなその手つきに、気持ち良くて目を細めた。
そんな様子の私を知ってか知らずかクロは質問してくる。
「ところで、はどこまでやってことあるんだ?」
『え、えーと。そっち系はお礼に少し撫でた事があるのと、手に押し付けられた事ぐらいしかなくて。正直あまりやり方分かんないんだよね。』
そう言うとクロの目が分かり易くキラキラと輝いた。
「なんだなんだ!てっきりフェラとかも経験済みかと思いきやまだまだじゃねェか!安心しろ、俺が教えてやる!」
元来教えたりするのが好きな先輩気質なのかクロは喜んでいた←違
「まずどうやって触るのか、からだな!」
楽しそうなクロになんだか厭らしい雰囲気はなく、もはや保健体育の授業の様にクロの説明を聞く。
あと、パンツ越しで直接見ている訳でもないのが緊張しない理由だろう。
「ここが竿で、ここが亀頭、でこれがカリ。あとここがスジ。
そうだなだいたいこのカリとかスジが気持ち良かったりするな。」
『ふむふむ。』
「いっちょやってみるか?」
『うん。よろしくお願いします!』
やってもらうのはクロのはずなのに、もはや先生と生徒の状態のクロと私。
とりあえずクロに教えてもらった通り触ってみる。
熱いクロのを根元から先に向かって擦る。スジも親指でなぞりながらゆっくり触っていく。
「いいぞ。凄い気持ちいい。、上手だ。」
そう言って頭を撫でてくれるクロに気分が良くなる。
もっと喜んで欲しくて一生懸命やってみる。
ふと下の膨らみに気付いて左手で触りながらクロに聞いてみる。
『これは?クロ、気持ちいい?』
「…っ!あ、あぁ気持ち良い…一緒に触って。」
その余裕のなくなった顔に私は眩暈がして高揚感を感じた。
---クロを翻弄している。
その事実に興奮した。