第1章 いざ!調査兵団へ!
「んん?私〜?私はハンジ・ゾエ!一応分隊長やってるよ〜!あと、巨人の研究とかもやってるよ!」
「ハンジさん…………?」
分隊長っていう事はやっぱり偉い人なのかな?
首を傾げながら名前を呟いてみる。
するとまた顔を輝かせて近付いてきた。
「今の仕草、すっごいかわいい!!!!!もっかいやって~!」
「…ライラに近付かないで」
「もーちょっとぐらいいいじゃーん!あ、君ってミカサ・アッカーマン?本部で有名になってるよ~!すっげえ逸材だって!」
「…そうですか」
今度はミカサに興味が移ったらしく、ミカサに質問攻めしてる。
ミカサは基本無表情見えるけど、私には少しの変化もわかる。
今、すっごい迷惑って顔してるw
ハンジさんの登場によって緊張していた空気がほぐれてきた。
かなり変な人だけど、実は良い人だったりして……
「にしても!」
ハンジさんがぐるりと周りを見る。
「数は少ないけど、可愛い子達ばっかりだね!これからよろしくね!新兵達!」
「はいっ!」
ニッと笑うハンジさんにつられてみんな笑顔になった。
「さぁ今日はもう部屋に戻って身体を休めな!明日から新しい訓練が始まるんだから!」
「はい!」
ハンジさんに促されてみんなは部屋に向かって行った。私もそれについて行こうとしたとき、
「待って待って!」
呼び止められてしまった。
「ちょっと私の部屋でお茶しないかい??」
その輝く笑顔がすごく怖いなぁ………(;^ω^)