第3章 にゃんこ兵長
「ええええええええ!?!?!?兵長この耳どうしちゃったんですか!?!?!?」
「うるせぇ…大声出すな…あと、ジロジロ見るな」
むすっとしてそっぽ向かれる。
ふわぁあああもう何しても可愛いなにこれー!!!!!
「これほんとに生えてるんですか??」
触ってみると温かくてふにふにしてみると、
「にゃっ………!」
「えっ」
兵長が、しまった、というように口を抑える。
その顔は真っ赤で。
それを見た時、もっと意地悪したいと思った。
ふにふにふに
「んっ、にゃ、ぅ、にゃぁ………!!」
「尻尾はどんな風になってるんですか??」
「にゃぁんっ!!」
耳を揉む度に震えていた身体が、尻尾を触った瞬間一際大きく震える。
唇を噛み締めながらビクンっと反応する兵長が可愛くて可愛くて。しばらく弄ってしまえ、と思っていたら、
「いっ、いかげんに、しろっ!!」
「いだーーーー!?!?」
ゲンコツを落とされました。
めちゃめちゃ痛い!頭がガンガンする!
ごめんなさい!調子乗りましたぁあ!
キッと肩で息をしながら睨まれる。
そんな潤んだ瞳で睨まれても、可愛いとしか思えない訳で………全然怖くない。
あぁ、いつからこんな変態になっちゃったんだろう?
兵長の見たことのない表情、もっと見たいなぁ。