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【おそ松さん】あの子可愛や看板娘

第2章 初出勤


「なにしやがる!」

「うるさい黙れ!こうなると思ったから嫌だったんだよ!この見境なしの口説き魔!」

「はぁ?見境なくねーし!声かけんの可愛い子だけだし!すみれちゃんが可愛いからだし!」

「そういうのを見境ないって言うんだよ!!」

「っていうか、チビ太関係なくね?関わりなくね?俺とすみれちゃんのラブラブトークに口出しすんな!」

「てやんでぃバーローちっくしょー!!ラブラブじゃねーだろがー!!

しかも関わりあるし!大アリだし!すみれを雇った以上、

俺がすみれの兄ちゃんみたいなもんなんだよ!!バーロー!」

「んだよその言い方!すみれちゃんはお前のものじゃねーし!」

「あっ、あのぅ・・・」

お互いの首根っこをつかみ合い、ギリギリとにらみ合っていた二人は、ようやくお互いを解放してくれた。

『ん?』

「お、おなか空きませんか・・・?おでんでも食べて落ち着いて下さい・・・」



「はい、どうぞ。」あの日、チビ太さんにしてもらったように、コト、と小皿によそったおでんを出す。

「おお~!すみれちゃんに出してもらうと感動がすごい!あぁ~いいなぁ~」

「てやんでぃバーローちくしょー!俺とじゃ違うってのかぁ?!」

「言うまでもない。」

「バーローちくしょー!おい、おそ松!休戦解除したらば最後、表に出やがれ、コンチクショー!」

「望むところだ!俺が勝ったらすみれちゃんとの交際を認めてもらう!」

「え?!」

「そのかわりオイラが勝ったら今までのツケ、きっちり払ってもらうかんな!」

「えええ~?!」

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