第2章 初出勤
*
「まぁ、なんだ?今まで、オイラ自分のおでんを誰かから出してもらうなんて思わなかったから・・・なんか変な感じだな。」
「お、なに。感慨に浸っちゃって。」
「私も結構楽しかったですよ?お二人のこと見てて。賑やかで……家と違って。」
「……そっか、楽しかったなら良かったな……。
おそ松、明日は、ほかのやつらも連れて来いよ。
すみれのこと話せば大喜びで来るだろ。」
「え~すみれちゃんは俺が独り占めする~」
「オイコラ。どうせ奴らもその内来たがるだろ。
なんてったってオイラのおでんは病みつきになるほど旨いからな!」
「ねぇねぇ、すみれちゃん明日も来る~?」
「話を聞けよ!」
「ええ、明日も明後日も、ずっと居ますよ!」
「やったぁ~!もう毎日来ちゃう!」
「あーもうこの馬鹿は……」
「んだと~?!表にでろー!休戦解除だー!!」
「受けてたつー!」
「ああもう、食べ終わってからにしてくださいよー!」
騒がしいけど、こういうのも悪くないな。