第14章 月明かりがキレイだった夜(お泊り3日目(最終日)日曜日)
マナーモードにしている携帯がポケットの中で動いた
『ごめん、ちょっと席外します』
リビングの前の廊下で画面を見る
『メール?誰からだろう・・・』
不思議に思ったので差出人と本文を見る
中身は母からだった
『お母さん?何でメールしてきたんだろう』
母は仕事で忙しく昔から休みの日しか遊んだ記憶がない
とりあえず気になるのは本文の方だ
内容は時間が無いのかとても短かった
内容は
、久しぶり。きっと突然のメールに驚いていると思うわ。本題に入るわね。2学期が始まるとレンくんが貴方達の家に住むことになったわ。それだけよ。
P.S.
チョコレートの件ごめんね。うっかりしていてアルコール成分ちょっと強いもの入ちゃった>_<
(嘘でしょ・・・)
ただただ本文に絶句だった(後、絵文字を使ったのを見た事がないんだぁ)レンがこの家に・・・男子率高すぎる
(いや、その前にチョコちょっと強いものうっかり入れたって・・・何と間違えたんだろう・・・袋も微妙に違うんだけどなぁ)
『う~ん、男子多いしチョコなんで間違えたんだろう』
何分か考えたが、意味もないようだ
(お母さんは、分からないや・・・それにしても)
男子が多いなぁと思いながら、リビングへと戻った
赤司「遅い」
『えっ?』
黒子「王子の城のシーンですよ?」
『あれっ?』
(さっきまで“森”のシーンだったはず・・・)
マサト「森のシーンは終わった。結構長い時間かかってたけどな」
(考えすぎたようだ・・・)